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2016年06月20日

HTC 10 HTV32のカメラ機能・ハイレゾ録音音質をGalaxy S6 edge、Moto X Playなどを用いて徹底比較!

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手持ちのスマートフォンを用いてHTC 10のカメラ機能・録音機能について比較していきます。前回はHTC 10 HTV32のオーディオ機能についてのレビュー(HTC 10 HTV32オーディオレビュー オタク目線で本体スピーカー・付属のハイレゾ対応イヤホンの音質に迫る!)をしましたが今回はもう1つのアピールポイントにされているカメラ機能、そしてスマートフォン史上初となるハイレゾ録音の実力を確かめたいと思います。

カメラの実力を確かめる


カメラの比較をするにあたって手持ちのスマートフォンGalaxy S6 edge SC-04G(2015年夏モデル),Moto X Play(日本発売2016年3月中旬),HTC One E8(2014年春発売)を用いました。HTCユーザーの方であればご存知の方も多いと思いますが、HTCはカメラが欠点と言われ続けていました。しかし今回のHTCのカメラは過去最高の品質と謳われています。どれほどの進化をしているのか気になるところです。

画素数はそれぞれHTC 10が1200万画素、Galaxy S6 edgeが1600万画素、Moto X Playが2100万画素、HTC One E8が1300万画素となっています。HTC 10だけ4:3ですがスペック画素数に忠実な比較を行いたいので変更はせず標準のまま撮影をしました。フォーカスも私自身は何もせずスマートフォンに委ねています。

それでは早速写真比較に入ります。

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1枚目の写真。暖色なのはE8とS6 edgeですがE8は色合い&木の色に違和感があります。最も現実に近く撮れているのはHTC 10。しかし色合い豊かなのはS6 edgeといったところでしょうか。

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建物の中を撮った写真。木の床のフロアの色がポイントですね。HTC 10、S6 edgeの順で現実に忠実な色合いです。自然さを含めHTC 10 > S6 edge > Moto X Play > E8と評価したいところでしたが上窓から出る光がHTC 10のみ白飛びしています。一番を決めるのは難しい比較となってしまいました。

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3枚目の写真。4機種とも違う色合いですね。実際見た時の色に最も近いのはHTC 10で、S6 edgeは発色が明るすぎるように感じました。Moto X Playもよく撮れています。E8は赤が強いだけでなく石の色にも違和感があります。

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食べ物の写真比較です。私にはS6 edgeが一番おいしそうに見えます。HTC 10は引き続き見た目に忠実な写真となっていますが、S6 edgeのほうが一枚上手かもしれません。E8のさつまいもの天ぷらは食べ物の色をしてません。Moto X Playは許容範囲ですが少し黄色が強いですね。

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今回の写真では建物の色に違いが出ています。E8は青みが全くありませんしMoto X Playは逆に強すぎるように感じます。となるとHTC 10かS6 edgeになりますがこの差は完全に好みの問題ですね。HTC 10は広角レンズの効果で非常に広く撮れていて◎です。

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続いて夜の写真。どれも同じ場所で撮っているのですがレンズで撮れている範囲に大きく差が出ています。HTC 10が圧倒的といったところでしょうか。暗所も細部までちゃんと映し出されているのがわかります。次に低ノイズなS6 edge、続いてMoto X Playですね。E8はそもそもピントが合ってくれません。

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引き続き夜景です。HTC 10はとても綺麗ですね。S6 edgeも悪くありません。Moto X Playはノイズ多め、E8は相変わらずピントが合ってくれません。

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裸眼でも見えにくいひたすら暗い場所を撮ってみました。HTC 10は植物だけでなく建物の壁・地面の模様までよく撮れています。S6 edgeは少しぼやけています。かろうじてMoto X Playも写真は撮れていますがノイズだらけです。E8はどこを撮っているのかさえ判断できません。

さて、たくさん比較をしてみましたが明るい場所でS6 edgeと互角の勝負をしている場面はあるものの、HTC 10が暗所では圧倒的実力を誇っていました。個人的に撮っていて最も撮影しやすかったのもHTC 10でした。HTL22、HTL23なども使用していた経験がありますが過去のHTCスマートフォンのカメラはピントを合わせることも難しいような状況でした。HTC 10になってHTCは変わったというのが今回の比較でよくわかりました。HTC 10のカメラは最高品質というのも間違いではなさそうです。

ハイレゾ録音の実力を確かめる


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HTC 10 HTV32はスマートフォンとしては世界初のハイレゾ録音機能を備えています。動画撮影時にハイレゾ録音の設定ができるため4K動画+ハイレゾ録音といったことも可能です。

ですがそもそもハイレゾ録音をするメリットとは一体なんでしょうか?スマートフォンの録音品質では意味を成さないのではないかと思われる方は少なくないはずです。確かにハイレゾ・非ハイレゾか音質で判断するのは相当難しいです。私はハイレゾ録音のメリットは音質ではなく音量にあると考えています。以下の検証動画を見ていただければわかると思います。

Galaxy S6 edgeを用いて録音機能の比較を行いました。カラオケBOX内で音楽を流した状態での録画映像となります。


1つ目の検証動画です。よく聞いて頂けるとわかるのですがどちらも途中で音量を上げています。S6 edgeの動画では音量変化を判断出来ませんが、HTC 10の動画では音量の変化が感じ取れます。また、音量を上げた時にS6 edgeには少しノイズ音が混じってしまいましたがHTC 10はノイズ音混じることなく綺麗に録音できています。


次の検証動画。本体をスピーカーに接近させて録画しました。HTC 10はノイズが入ることなく録画出来ていますが、S6 edgeでは音割れ&ノイズが入ってしまっています。

なぜこのような差が出たのでしょうか。通常録音のS6 edgeは音声データが16bitなのでダイナミックレンジは96db。それに対してハイレゾ録音のHTC 10は音声データが24bitなのでダイナミックレンジは144dbです。つまり「音量を変化させた時96db以上の音が出ていたため、S6 edgeでは音量変化が判断出来なかったが、144dbまで認識できるHTC 10では音量変化が判断できた。」ということになります。HTC 10は144dbの音まで認識できるため、2つ目の音質テストでもノイズが入ることなく録音できました。

HTC 10のハイレゾ録音機能を最も有効活用できるのはクラブやライブに参加した時ではないでしょうか。クラブやライブは96db以上の大音量で開催されることが多いです。人間の聴覚は理論上120dbの音の変化まで認識できるため、通常録音ではライブで感じた音量変化も判断できません。しかしハイレゾ録音可能なHTC 10では、自分の耳が判断出来なかった音量の変化でさえ録画した動画を見るときには体感できるということになります。一見すると意味なく思えてしまうハイレゾ録音機能ですが実際に役立つ場面も多く存在するかもしれません。

以上で今回のレビューは終わりです。ほかにもHTC 10について検証できることがあればまた何か書きたいと思います。




posted by Cav at 23:16 | Comment(1) | スマートフォン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
音割れの話、ハイレゾの恩恵というよりは、HTC One M7あたりからずっと、中のマイクに大音量用マイクと高感度用マイクを二種類詰んでるからという話ぽいです。Phonearenaの"HTC One uses dual membrane microphones, promises superior audio recording"って記事を参照してください。

なんにせよEDMパーティーでのInstagramなど、大音量相手の動画撮影で音割れしないスマホって素晴らしいです。iPhone嫌いだし、実質コレしか選択肢がないのではという気がしてます…。
Posted by あー…。 at 2016年08月22日 16:07
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